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JULY LAB / ジュライ・ラボ とは

今年で4回目を数える、年に一度の映画制作アドバンス・ワークショップ。
受講者は2チームに分かれ、各々演出・撮影などのパートに属し、 配布された課題脚本を元に撮影を行います。(撮影実習)。脚本のブレークダウンから、ロケハン、撮影準備、リハーサル、撮影、編集、 上映・講評を約1週間という短い時間で駆け抜けます。
プロとして第一線の現場で活躍する講師陣より実践的な技術を学ぶだけでなく、 受講者と講師陣が話し合い、『映画を制作する』ということを真剣に『考える』場となっています。

講師陣には、撮影監督の浦田 秀穂、 録音技師の臼井 勝をメインに、その他現場で活躍しているスペシャルスタッフを迎えます。(講師・ゲストの詳しいプロフィールはこちらをご覧下さい。)

目的は、フィルムメーカーとしての視線の獲得

JULY LABは、作品を楽しく撮る、撮影の段取りを習得する場ではありません。
受講者それぞれの世界観を構築する力を養い、最終的に受講後、個々の作品の制作時にそれを反映できるようにすることを目的としています。
『与えられた空間をどのように演出するか』、そのために『スタッフはどのように動き、また動かすべきか』、そして『被写体とどう向き合って制作していくのか』を常に考えながら制作し、フィルムメーカーとしての意識・作品制作に対する鋭い視線、俯瞰的な視点を獲得していく場でなのです。
そのため受講者は、『映像表現は、どのような約束事に基づいて構築されているか』、また『映画は、どのような技法で観客の感情を動かしているのか』を思考し、撮影実習などを通して実践・体験しながら学んでいきます。

JULY LABの五つの視線

1、映画における映像表現と文章表現(撮影と脚本の関係)

シナリオと撮影された映像を比較しながら話を進め、文章とは異なる映像独自の表現技法を体感し、映像のリテラシーを向上させる。

2、 カメラ(被写体との関係・サイズ・アングル・コンポジション・トラッキング)

・撮影時のカメラ位置は、どういう考えから決定され、そしてセットアップされるのか。
・また、撮影時に被写体のサイズを変えること(フルショット→クロースアップなど)が生む効果は何か。
・被写体を配置する場所を変えることによって被写体の印象はどう変化するのか。

カメラを置くこと、移動撮影、被写体とカメラの距離などカメラ使用することにより生まれる様々な状況・問題をシミュレートし、演出プランと照らし合わせながら撮影する。

3、 ロケーション(撮影場所と光と音の関係)

演出プランに合わせ、ドラマが展開する『場(シーン・ロケーション)』を構築するには何が必要で何が不必要かを考える。観客に演出意図どおりに『場(シーン・ロケーション)』を意識してもらうためにはどうするか思考し、同時に『場』の表現に光(照明)と音(録音)がどう関わってくるのかを考える。

4、コンティニュィティ(撮影と編集の関係)

・ 先行するカットAと次のカットB。どんなリズムで編集するのか。
・ カットAの台詞とカットBの台詞の『間』は?
・ カット/シーンの順番、繋ぎ。台詞と台詞の間隔。
・ また、カットとカットを跨ぐ環境音や音楽など映画の文体に直接影響するファクター。

翻ってそれらを撮影する現場で、『編集される素材であるショット』をどのようなアプローチで撮影するかを学ぶ。

5、コミュニケーション(スタッフワーク・クリエイターとして)

集団で一つのモノを創り上げる映画制作の現場に、どのような意味があり、そこにはどんな問題が起こりうるのかを思案しながら制作する。
また、映画として一つの世界観のもとに物語を構築するにあたり、どのようなスタッフの組織化が有効か、そして、それを纏め上げるためには、どういったコミュニケーションを必要とするのかを模索する。

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主催:早稲田大学芸術学校JULY LAB運営委員会    文化庁芸術団体人材育成支援事業

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